伊藤忠vsデサント!仁義なき敵対的TOB!
やっぱり敵対的TOBになりましたね。これからは伊藤忠とデサントで株式の買取争奪戦を行うことになります。株価がつり上がっているので一部投資家はウハウハでしょうね。長期保有の株主にとってみればたまったものではないですが。
伊藤忠は30%から40%まで持株比率を引き上げる目標とのこと。株主総会では自己株式の取得、新株予約権の発行、役員の解任、事業譲渡など重要な事項については3分の2以上の賛成が必要ですから(会社法309条2項、3項)、3分の1以上を取得して現経営陣が勝手に重要な事項をを決められないようにする狙いのようです。
現状、資金力に勝る伊藤忠有利のようですがデサント側がホワイトナイト(現経営陣に味方する企業)を見つけられればどうなるかわからないかもですね。
また、株主総会では伊藤忠による株主提案も行うとのことですから委任状争奪戦になることも考えられますね。これはメシウマ的な意味で目が離せません(当事者にとっては地獄ですが)。