プリヲタ法学部生のブログ

プリキュアについて法学、政治学などの観点からの考察をするブログです。時折プリキュアと関係のないことについても書くかもです。

田野アサミさんお誕生日おめでとうございます!

 田野さんといえば日野あかねを演じられた声優でいらっしゃいます。最近ではゾンビランドサガで二階堂サキを演じられましたね。

 田野さん曰くあかねは5人の中で最初に走り出すタイプという印象だったとのこと。しかし、人前で弱音を吐けないという弱さがあったと(スマイルプリキュア コンプリートガイドブックから)。

 あかねという役は一歩間違えると単純な煩いムードメーカーになりかねない難しい役だったと思います。にもかかわらず、あかねのキャラクターを田野さんなりに読み取った上であかねの弱さとそこから出る優しさが滲み出る演技を1年間演じ通していただきました。

 これからも田野さんの活躍を願ってやみません。

 改めて田野アサミさんお誕生日おめでとうございます!

 

替え歌、振り付けにも利益配分=音楽販売アプリで構想-経産省

替え歌、振り付けにも利益配分=音楽販売アプリで構想-経産省:時事ドットコム

素晴らしい取り組みだと思います。

二次創作者も一次創作者も安心して創作に専念でき、かつ相応の利益を得られるようなシステムが求められているように感じます。

スタプリ2話感想・考察

今週のお題「雪」

宇宙の宝物である前に私の宝物

冒頭、フワは長旅と能力を酷使した疲れからトゥインクルブックになってしまいます。

 これを見てプルンスはトゥインクルブックを預かると言い出します。「トゥインクルブックは宇宙の宝物だから」と。

 これを聞いてひかるは気分を害します。おそらく前回カッパードがフワをモノ扱いしたこととダブったからでしょう。

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彼女はフワの意思を無視して何らかの役割を押し付ける言説に反感を感じているのです。それはステレオタイプの押し付けだからです。

その後の「私の宝物」という言葉は「フワは私の友人」と言っているのでありフワもひかるに明らかに好意を抱いているためフワの意思を尊重した発言といえるでしょう。

種の概念が希薄すぎる主人公

 SFなどで宇宙人のような存在と友好を結ぶことに成功した子どもは「友人」の存在を隠そうとするものです。大人というものが種の概念に囚われた信用ならない存在であることを知っており、友人がその後「宇宙人だから」という理由でどういう目にあうか予想がつくからです。

 しかし、ひかるはなんら躊躇することなくララを家族に紹介しようとしました。この行為はひかるにとって全幅の信頼を置くに値する存在であること、ひかるが種の概念に全く囚われておらず、宇宙人と人間を別に扱う発想そのものが存在しないことを意味するのではないでしょうか。

宇宙法、宇宙・星空連合とは

ララは、宇宙法を持ち出してひかるに紹介をやめさせました。詳細な規定は不明ですが

「一切の他の星と交流なき星に対して、異星人あるいは異星人文明の存在を知覚させうる一切の行為をしてはならない。」

「前項に違反した者については、100年間宇宙旅行権を停止する。」

といった内容の条文であることが推測されます。立法者や具体的な適用範囲、法執行機関は不明ですが「宇宙・星空連合の法律」とララが言っていることから宇宙・星空連合に加盟する星(国?)共通の法であると考えられます。

 趣旨は、おそらくその星を訪れる異星人の保護ならびに未開星の文明に悪影響を与えることを防止する防止することでしょう。

 具体的には、アジア・アメリカ・アフリカに近代文明を伝えた代わりに征服してしまったヨーロッパ諸国のような振る舞いをする星を許さないこと。未開文明の住人にあまりにも発達しすぎた文明の情報が付与されることによって未開文明が異常な形で発展したり、その文明の技術を巡って内紛に陥ることを防止することが考えられます。

 宇宙・星空連合については宇宙法以上に情報がなく詳しいことはよくわかりません。しかし、ララが大人であることを述べる際「私の星では」といっていることから個々の星ごとに一定の法律があることが予測できます。すると、星ごとに主権が存在し、さまざまな星国家の連合体として宇宙・星空連合があると考えられます。そう考えると、宇宙法とは個別の法律名ではなく国際法的な法律の総称、あるいは条約名なのではないでしょうか。

本と想像を軽視する価値観

 ララは本を見て情報メディアとしての稚拙さに呆れています。おそらく、ララの世界は情報といえば電子媒体なのでしょう。加えて、ひかるの「旅をしている」という発言を「ただの想像」と言い切ってしまいます。

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本の特性は、遠隔への通信機能や動きのある情報を持たずまたジャンルにかかわらず読解には読者の想像力が不可欠であるという点です。

そして、想像力は進歩の母ですが、ララの暮らしてきた世界は高度に文明が発達しすぎて、進歩の必要がなく、想像と呼ばれるものは無用の長物だったのかもしれません。

 もっとも、ララが単なるリアリストだけだったかもしれませんが。

食べ物を交換する意味

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 ひかるとララはおにぎりと宇宙食を交換していました。ひかるは喜んで口に入れ、ララは「石のよう」と言いためらいながらも食しました。このシーンの意図は2人の性格の違いをわかりやすく表現することと、ひかるとララが、偏見を乗り越え、互いの文化を理解するする力を持っていることを示すということがあると考えます。

特にララにとってはおにぎりを食べるということは、かなりのリスクを伴う行為であったといえ、最終的にはひかるの好意を信じ乗り越えられる勇気と優しさはかなりのものがあると思います。

「なりたいならさ。なればいいんだよプリキュアに。」

 AIはララがプリキュア になれる可能性について限りなく0に近いといいます。しかし、ひかるもララと同じくらいプリキュアになる可能性が低いにもかかわらずプリキュアになっている。いったいこれはなぜなのか。

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 その答えは全てこの言葉につまっています。

「なりたいならさ。なっちゃえばいいんだよ。」

「私は私だし、ララちゃんはララちゃんだよ。」

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 ララが言う通りデータは過去の統計です。常識というのはデータから作られますから、大人であるララがデータに縛られるのは仕方ないことかもしれません。

しかし、プリキュアは伝説の戦士で、先例が極めて希薄存在であり、そのなり方も1人1人異なるものです。プリキュアになれるか否かを過去の統計に過ぎないデータに求めるのはナンセンスです。

いや、プリキュアに限らず自分が何になりたいかという本心をデータに委ねるのはナンセンスなのです。

「ひかるがなれたならなれると思った」

 カッパードの考え方は理にはかなっています。奇跡はそうやすやす起きないから奇跡なのです。

しかし、プリキュアの誕生そのものは奇跡の始まりに過ぎません。プリキュアは世界を救うという結果が伴うからこそ奇跡の存在であり、伝説の戦士なのです。

 そう考えると、プリキュアがプリキュア呼ぶことは考えられることでありカッパードは詰めが甘いと言われても仕方ないでしょう。

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「ひかるがなれたならなれると思った。」

ルルはプリキュアになりたい、フワを守りたいという自身の思いに向き合いキュアミルキーとなりました。しかし、そのトリガーとなった考えには、まだひかるへのあまり美しくない感情があるようにも見受けられます。

 そのあたりが3話で語られることになるのでしょうか。 

無意識な上から目線、宇宙人=常識、大人???

 2話から、今作の方向性が見え始めたように思います。ララやプルンス、カッパードは自身の常識から、当然のようにひかるや地球を見下している状況です。

このような姿勢は現実世界の「大人」や「世間」といったものとダブルような気がします。

常識という名の偏見をどう打ち破っていくのか。今年1年本当に楽しみです。

伊藤忠vsデサント!仁義なき敵対的TOB!

 やっぱり敵対的TOBになりましたね。これからは伊藤忠デサントで株式の買取争奪戦を行うことになります。株価がつり上がっているので一部投資家はウハウハでしょうね。長期保有の株主にとってみればたまったものではないですが。

 伊藤忠は30%から40%まで持株比率を引き上げる目標とのこと。株主総会では自己株式の取得、新株予約権の発行、役員の解任、事業譲渡など重要な事項については3分の2以上の賛成が必要ですから(会社法309条2項、3項)、3分の1以上を取得して現経営陣が勝手に重要な事項をを決められないようにする狙いのようです。

 現状、資金力に勝る伊藤忠有利のようですがデサント側がホワイトナイト(現経営陣に味方する企業)を見つけられればどうなるかわからないかもですね。

 また、株主総会では伊藤忠による株主提案も行うとのことですから委任状争奪戦になることも考えられますね。これはメシウマ的な意味で目が離せません(当事者にとっては地獄ですが)。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO41018070X00C19A2000000

期待を裏切らないレオパレス先輩

 レオパレス壁薄い伝説が本当だったのはいいとして(よくない)、耐火基準違反は流石にまずいのではと思います。

社長曰く「作業効率を上げるのが一番の狙いだった。コスト削減が目的ではない」とのこと。動機がどうあっても建築基準法違反は建築基準法違反なので言い訳になってないんですが(そもそも作業効率上げるのもコスト削減というのではなかろうか)。

 全額負担してくれるとはいえ、できるだけ引越しはしたくないですよね。しかも、この時期は年度替りの繁忙期ですから物件見つけるのもきついのでは?そこまで面倒みてくれるんだろか...。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO41047230X00C19A2TJ1000